生活・文化のクイズ一覧
全275問のクイズを収録
Q. 他人の土地の所有者になりすまし、偽造書類などを用いて不動産を不正に売却する詐欺師のことを何というでしょう?
A. 地面師
(じめんし)
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地面師とは、他人が所有する土地や不動産について、所有者本人になりすまして不正に売却する詐欺を働く犯罪者のことです。偽造した身分証明書や印鑑証明、権利証などを用いて土地の所有者を装い、買主から多額の代金をだまし取ります。高度な計画性と組織的な犯行が特徴で、複数の共犯者が役割を分担して実行されることが多いです。2017年には大手住宅メーカーが被害に遭う事件が発生し、社会的に大きな注目を集めました。不動産取引の際には、登記簿の確認や本人確認の徹底など、慎重な対応が求められます。バブル期に多発しましたが、現代でも手口を巧妙化させた事件が後を絶ちません。
Q. 2025年に大阪・関西で開催された日本国際博覧会(万博)の公式キャラクターの名前は何でしょう?
A. ミャクミャク
(みゃくみゃく)
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ミャクミャクは、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の公式キャラクターです。赤い体に青い部分を持つ不思議な生き物で、「いのちの輝き」がデザインコンセプトとなっています。名前の由来は、万博のテーマである「いのち輝く未来社会のデザイン」から、生命を象徴する「脈々」と、大阪弁で未来を意味する「みゃくみゃく(脈々)」を掛け合わせたものです。水のような流動的な姿が特徴で、細胞と水がひとつになった生命体という設定を持っています。2022年に公募で選ばれ、万博のPR活動やグッズ展開などで広く親しまれました。
Q. 川嶋あいが2006年にリリースし、「いつのまにか 時は流れ もう今日は卒業の日」という歌詞が印象的な、卒業シーズンの定番曲となった楽曲で、旅立ちや新たな一歩を踏み出す人々へのエールが込められた、合唱曲としても広く歌われているこの曲は何でしょう?
A. 「旅立ちの日に…」
(たびだちのひに)
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「旅立ちの日に…」は、シンガーソングライター・川嶋あいが2006年2月8日にリリースした楽曲です。卒業や新生活のスタートなど、人生の節目を迎える人々への応援歌として制作され、温かく力強いメッセージが込められています。川嶋あい自身の経験や想いが反映された歌詞は、別れの寂しさと未来への希望を同時に表現しており、多くの人々の心に響きました。この楽曲は学校の卒業式や合唱コンクールでも取り上げられるようになり、卒業シーズンの定番曲として定着しています。なお、同名の合唱曲「旅立ちの日に」(1991年、小嶋登作詞・坂本浩美作曲)とは別の楽曲ですが、どちらも旅立ちをテーマにした名曲として知られています。川嶋あいの透明感のある歌声と、希望に満ちたメロディーが特徴的で、現在でも多くの人に愛され続けている作品です。
Q. 英語で「傍観者」を意味する言葉で、救急医療の現場では、急病人や事故の負傷者に遭遇した際、救急隊が到着するまでの間に応急手当を行う一般市民のことを指す用語は何でしょう?
A. バイスタンダー
(バイスタンダー)
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バイスタンダーとは英語の「bystander(傍観者、居合わせた人)」に由来する言葉で、救急医療の文脈では、急病人や事故の負傷者に偶然居合わせた一般市民を指します。特に心停止などの緊急事態では、救急隊到着前の数分間が生死を分けるため、バイスタンダーによる心肺蘇生やAED(自動体外式除細動器)の使用が極めて重要です。日本では「救命の連鎖」という概念の中で、バイスタンダーの役割が重視されており、119番通報、心肺蘇生、AED使用といった応急手当が推奨されています。近年では消防署や自治体による救命講習が広く実施され、バイスタンダーによる救命率向上が社会的課題として認識されています。
Q. 刑事事件において、被疑者を身柄拘束せずに通常の生活を送らせたまま、検察官が公訴を提起することを何というでしょう?
A. 在宅起訴
(ざいたくきそ)
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在宅起訴(ざいたくきそ)とは、刑事事件において被疑者を逮捕・勾留せず、通常の生活を送らせたまま検察官が公訴を提起する手続きのこと。逮捕後に身柄を釈放してから起訴する場合や、最初から逮捕せずに捜査を進めて起訴する場合があります。比較的軽微な犯罪、証拠隠滅や逃亡の恐れが低い事案、初犯で反省している場合などに選択されることが多く、被疑者の社会生活への影響を最小限に抑えられる利点があります。一方で身柄拘束による起訴(身柄起訴)と比べて捜査や公判に時間がかかることもあります。近年では刑事司法改革の流れの中で、不必要な身柄拘束を避ける観点から在宅起訴の割合が注目されています。
Q. 2016年から日本で交付が始まった、12桁の個人番号が記載されたICチップ付きのプラスチック製カードで、本人確認書類や各種行政手続きに利用できるものを何というでしょうか?
A. マイナンバーカード
(マイナンバーカード)
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マイナンバーカードとは、日本国内に住民票がある全ての人に交付される、顔写真付きの公的身分証明書です。2016年1月から交付が開始され、表面には氏名・住所・生年月日・性別・顔写真が、裏面には12桁のマイナンバー(個人番号)が記載されています。ICチップが内蔵されており、電子証明書機能を使ってオンラインでの本人確認や、e-Taxでの確定申告、マイナポータルでの行政手続きなどが可能です。コンビニでの住民票や印鑑証明書の取得、健康保険証としての利用もできます。政府は行政サービスのデジタル化推進のため普及を進めていますが、プライバシーやセキュリティへの懸念も指摘されています。取得は任意ですが、現代の行政手続きにおいて重要性が高まっているカードです。
Q. 農作物の豊作を神に感謝し、翌年の五穀豊穣を祈願するために、収穫期に各地の神社で行われる伝統的な祭りを何というでしょうか?
A. 豊年祭
(ほうねんさい)
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豊年祭とは、農作物の豊作に感謝し、翌年の五穀豊穣を祈願する日本の伝統的な祭礼です。主に収穫期の秋に全国各地の神社で行われ、地域によって様々な形式があります。神楽や獅子舞、相撲などの奉納芸能が披露されることも多く、収穫した米や野菜を神前に供えて感謝の意を表します。特に農業が盛んな地域では盛大に執り行われ、地域住民が総出で参加する重要な年中行事となっています。沖縄では独特の豊年祭が各地で行われ、エイサーや棒術などの伝統芸能が披露されることで知られています。農耕儀礼としての側面だけでなく、地域コミュニティの絆を深める社会的な役割も担っている祭りです。
Q. 旧暦8月15日の夜に見える月を愛でる日本の伝統行事で、月見団子やススキを飾り、収穫に感謝する風習があるこの日を何というでしょうか?
A. 中秋の名月
(ちゅうしゅうのめいげつ)
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中秋の名月とは、旧暦8月15日の夜に見える月のことで、「十五夜」とも呼ばれます。この時期は秋の真ん中にあたり、空気が澄んで月が最も美しく見えるとされています。日本では古くから月を愛でる風習があり、月見団子やススキ、里芋などの収穫物を供えて、豊作に感謝する行事が行われてきました。新暦では9月中旬から10月上旬頃にあたり、年によって日付が変わります。中国から伝わった中秋節の影響を受けつつ、日本独自の文化として発展しました。必ずしも満月とは限らないのも特徴です。現代でも家族で月見を楽しむ習慣が残る、日本の代表的な季節行事の一つです。
Q. 海外で取得した運転免許証を持つ人が、日本で運転免許を取得する際に、学科試験や技能試験の一部または全部が免除される制度を何というでしょうか?
A. 外免切替制度
(がいめんきりかえせいど)
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外免切替制度とは、外国で取得した運転免許証を日本の運転免許証に切り替える際の手続き制度です。一定の条件を満たせば、学科試験や技能試験が免除され、比較的簡単な手続きで日本の免許を取得できます。ただし、免許を取得した国や滞在期間によって要件が異なり、ジュネーブ条約加盟国の免許かどうか、現地で3か月以上滞在していたかなどが審査されます。近年は不正取得防止のため審査が厳格化されており、実技確認が求められるケースも増えています。帰国者や外国人が日本で運転するための重要な制度です。
Q. インターネットやコンピュータネットワークを通じて、他者のシステムやデータに不正にアクセスし、情報の窃取や破壊、システムの妨害などを行う悪意ある行為を何というでしょうか?
A. サイバー攻撃
(サイバーこうげき)
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サイバー攻撃とは、インターネットやコンピュータネットワークを利用して、他者のシステムやデータに不正アクセスし、情報窃取、破壊、改ざん、業務妨害などを行う悪意ある行為の総称です。代表的な手法として、マルウェア(ウイルスやランサムウェア)の感染、フィッシング詐欺、DDoS攻撃(大量アクセスによるサーバー停止)、標的型攻撃などがあります。近年では企業や政府機関への攻撃が増加しており、個人情報流出や重要インフラの停止など、社会的影響が深刻化しています。2024年には日本でも医療機関や大手企業が被害を受け、ランサムウェアによる身代金要求事件が相次ぎました。対策として、セキュリティソフトの導入、定期的なシステム更新、従業員教育などが重要です。デジタル社会の進展に伴い、サイバーセキュリティの重要性はますます高まっています。
Q. 外国為替市場において、円の価値が他の通貨に対して相対的に下がり、1ドルあたりの円の交換レートが上昇する現象を何というでしょうか?
A. 円安
(えんやす)
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円安とは、外国為替市場で円の価値が他の通貨に対して相対的に低下する現象です。例えば、1ドル=100円から1ドル=150円になると、同じ1ドルを得るために必要な円が増えるため円安と呼ばれます。円安になると、輸出企業は海外での売上を円に換算した際の収益が増えるため有利になりますが、輸入品や原油などの価格が上昇し、消費者の生活コストが高まります。また、海外旅行の費用も増加します。円安の主な要因には、日米の金利差拡大、経常収支の悪化、投資家のリスク回避姿勢などがあります。2024年には一時1ドル=160円台まで円安が進行し、日本経済や家計に大きな影響を与えました。適度な円安は経済にプラスですが、急激な円安は物価上昇を招くため注意が必要です。
Q. 地域活性化を目的として、複数の飲食店が参加し、参加者が店舗を巡りながら交流できる大規模な合同コンパのことを何と呼ぶでしょう?
A. 街コン
(まちコン)
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街コンは、2004年に栃木県宇都宮市(宮コン)で始まったとされる、地域ぐるみの大規模な出会いイベントです。従来の合コンとは異なり、商店街や飲食店街の複数の店舗が参加し、参加者は専用のチケットやリストバンドを使って店舗間を自由に移動しながら交流を楽しみます。恋愛や結婚を目的とした出会いの場としてだけでなく、地域の活性化や地元の飲食店の振興にも貢献する取り組みとして全国に広がりました。数十人から数千人規模まで様々な規模で開催され、現代の婚活文化や地域振興策の一つとして定着しています。
Q. 数独を世界に広めたことで知られるパズル専門出版社ニコリが2018年に発売し、66,666個の言葉を使用、縦横約1.8メートル、マス目数約23万という規模で「世界最大のクロスワードパズル」としてギネス世界記録に認定されたパズルの名前は何でしょう?
A. メガクロス
(メガクロス)
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メガクロスは、パズル専門出版社ニコリが2018年に発売した超大型クロスワードパズルで、66,666個の言葉を使用し「世界最大のクロスワードパズル」としてギネス世界記録に認定されました。サイズは縦横約1.8メートルの正方形で、マス目数は約23万マスに及びます。ニコリは「数独(ナンバープレース)」を世界に広めたことでも知られる日本のパズル出版社で、独自のパズル文化を築いてきました。メガクロスは単なる大きさだけでなく、質の高い問題作りにもこだわっており、完成までには膨大な時間と労力を要します。このような巨大パズルは愛好家にとって究極の挑戦であり、完成時の達成感は格別です。日本発のパズル文化が世界記録として認められた象徴的な作品といえます。
Q. 1993年に栃木県日光市に開園し、25分の1スケールという統一された縮尺で世界遺産を含む世界各国の有名建築物や遺跡を精巧に再現した、東武鉄道グループが運営するミニチュアパークは何でしょう?
A. 東武ワールドスクウェア
(とうぶワールドスクウェア)
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東武ワールドスクウェアは、1993年に栃木県日光市に開園した世界建築博物館をテーマとするテーマパークです。25分の1スケールという統一された縮尺で、世界遺産を含む世界各国の有名建築物や遺跡が精巧に再現されています。展示物には、エジプトのピラミッド、フランスのエッフェル塔、イタリアのコロッセオなど世界の名所から、日本の東京スカイツリー、金閣寺、東大寺などまで、合計100点以上のミニチュア建築が並びます。園内には約14万体もの小さな人形が配置され、細部までこだわった精密な作りが特徴です。東武鉄道グループが運営しており、鬼怒川温泉からも近く、日光観光の立ち寄りスポットとして人気を集めています。一日で世界一周旅行気分を味わえるユニークな施設として、国内外の観光客に親しまれています。
Q. 薄く叩いた肉にパン粉をまぶして揚げ焼きにした、オーストリアやドイツの伝統的な肉料理を何というでしょうか? 特に仔牛肉を使ったウィーン風が有名です。
A. シュニッツェル
(シュニッツェル)
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シュニッツェルとは、薄く叩いた肉に小麦粉、溶き卵、パン粉の順に衣をつけて揚げ焼きにした、オーストリアやドイツを代表する肉料理です。特に仔牛肉を使った「ウィーナー・シュニッツェル(ウィーン風カツレツ)」が有名で、オーストリアの国民食として親しまれています。豚肉や鶏肉を使うこともあり、レモンを添えてさっぱりと食べるのが一般的です。日本のとんかつの原型ともいわれ、19世紀にヨーロッパから伝わったカツレツ文化が日本独自に発展したとされています。外側はサクサク、中は柔らかくジューシーな食感が特徴で、ポテトサラダやクランベリーソースを添えて供されることが多い料理です。