医学・健康のクイズ一覧
全48問のクイズを収録
Q. リンゴのような甘い香りが特徴で、リラックス効果があるとされるキク科のハーブは何でしょう?
A. カモミール
(かもみーる)
解説を見る
カモミールは白い花びらと黄色い中心部を持つハーブで、主にジャーマンカモミールとローマンカモミールの2種類があります。ヨーロッパ原産で、古くから薬草として利用されてきました。
Q. 日本で献血ができる上限年齢は何歳でしょう?
A. 69歳
(ろくじゅうきゅうさい)
解説を見る
献血は16歳から可能で、上限は69歳までです。ただし、60歳から献血を始める場合は64歳までとなります。血液の安全性と献血者の健康保護のため、年齢制限が設けられています。
Q. 自律神経系のうち、心臓の働きを抑制し、消化管の運動を促進するなど、安静時に働く神経系を何というでしょう?
A. 副交感神経
(ふくこうかんしんけい)
解説を見る
副交感神経は迷走神経と仙髄神経からなり、迷走神経は第10脳神経として脳幹から出て、心臓、肺、消化管など広範囲に分布します。交感神経と拮抗的に働き、心拍数を減少させ、唾液や消化液の分泌を促進する役割を持ちます。
Q. 体の平衡感覚や回転運動を感知する、内耳の前庭にある3つの管状の器官を何と言うでしょう?
A. 三半規管
(さんはんきかん)
解説を見る
三半規管は互いに直交する3つの半円形の管で構成されており、それぞれ前半規管、後半規管、外側半規管と呼ばれます。この器官に異常が生じると、めまいや平衡障害などの症状を引き起こし、迷走神経を介して自律神経系にも影響を及ぼすことがあります。
Q. 1997年頃から予防できるという認識を醸成する目的で、成人病から呼び方が変わった疾患の総称は何でしょう?
A. 生活習慣病
(せいかつしゅうかんびょう)
解説を見る
糖尿病・脂質異常症・高血圧・高尿酸血症などが含まれます。1980年代から若者の発症が目立つようになり、加齢だけでなく生活習慣が深く関与していることが判明したため、呼び方が変更されました。
Q. 腎不全で腎臓の機能が著しく低下した患者に対し、腎臓の機能を人工的に代替する医療行為を何でしょう?
A. 人工透析
(じんこうとうせき)
解説を見る
単に透析とも呼ばれます。主な方法として血液透析と腹膜透析があり、血液中の老廃物や余分な水分を除去することで、機能が低下した腎臓の働きを補います。
Q. 血液からの老廃物や余分な水分の濾過及び排出を行って尿を生成し、体液の恒常性の維持を主な役割とする脊椎動物の泌尿器系の器官は何でしょう?
A. 腎臓
(じんぞう)
解説を見る
腎臓は脊椎動物に於ける泌尿器系の器官で、血液から老廃物や余分な水分を濾過して尿を生成します。これにより体液の恒常性を維持するという重要な役割を果たしています。
Q. 杏仁豆腐の上に飾られることが多い、赤色の小さな果実は何でしょう?
A. クコの実
(くこのみ)
解説を見る
クコの実はナス科クコ属の植物の果実で、中国料理では薬膳食材として用いられます。ビタミンやミネラルを含み、ドライフルーツとしても利用されています。
Q. 人間の音声を作り出す器官で、声帯が位置し、のどぼとけを形成する軟骨に囲まれた部分を何というでしょう?
A. 喉頭
(こうとう)
解説を見る
喉頭は呼吸器系と発声器官を兼ねており、気管の上部に位置します。声帯はこの喉頭内にあり、声帯の振動によって音声が生み出されます。喉頭は甲状軟骨、輪状軟骨などの軟骨で構成されています。
Q. 気道に詰まった異物を除去するため、腹部を圧迫して強制的に吐き出させる救命処置を何というでしょう?
A. ハイムリック法(腹部突き上げ法)
(はいむりっくほう)
解説を見る
アメリカの医師ヘンリー・ハイムリックが考案した応急処置法です。背後から抱きかかえるように腕を回し、へその上部に握りこぶしを当てて圧迫することで、横隔膜を押し上げて気道内の異物を排出させます。
Q. 喉に食べ物が詰まって窒息したときに、両手で喉を掴む仕草を何というでしょう?
A. チョークサイン
(ちょーくさいん)
解説を見る
チョークサインは、窒息して声が出せないときに周囲に異常を知らせるための世界共通のサインです。この仕草を見たら、背部叩打法やハイムリック法などの応急処置を行う必要があります。
Q. 原因物質が再び生体に接触することで引き起こされる、複数の臓器に症状が現れる全身的なアレルギー反応を何でしょう?
A. アナフィラキシー
(あなふぃらきしー)
解説を見る
アナフィラキシーは、最初に原因物質により感作される準備期間があり、その後再び接触することで免疫学的機序により発症します。蜂毒、食物、薬物などが原因となり、重篤な場合はアナフィラキシーショックと呼ばれる生命を脅かす状態に至ることもあります。
Q. 夜間に脳の松果体から分泌が増加し、眠気を誘発する作用を持つホルモンは何でしょう?
A. メラトニン
(めらとにん)
解説を見る
メラトニンは光によって分泌が抑制され、暗くなると分泌が増えるホルモンです。体内時計の調節に関与し、睡眠と覚醒のリズムを整える働きがあります。脳の松果体という器官で合成されます。
Q. 副腎髄質より分泌され、闘争・逃走反応において重要な役割を果たすホルモンは何でしょう?
A. アドレナリン
(あどれなりん)
解説を見る
アドレナリンは英名で、米名ではエピネフリンと呼ばれます。分子式はC9H13NO3で、ホルモンとしてだけでなく、神経節や脳神経系における神経伝達物質としても機能し、医薬品としても用いられています。
Q. 栄養士法に定められた栄養部門で唯一の国家資格で、病気の患者などへの高度な栄養管理を行う専門職は何でしょう?
A. 管理栄養士
(かんりえいようし)
解説を見る
管理栄養士は栄養士法に定められた国家資格です。栄養士が主に健康な人を対象とするのに対し、管理栄養士は病気を患っている人や健康課題を抱えている人も対象とし、医療現場などで高度な専門知識を活かして業務を行います。
Q. 妊娠中の経過や出産後の子どもの成長を記録する、自治体から交付される手帳は何でしょう?
A. 母子手帳
(ぼしてちょう)
解説を見る
正式名称は「母子健康手帳」です。母子保健法に基づいて市町村が交付するもので、妊娠の届出をした者に対して交付されます。妊娠中の健康状態や出産の状況、乳幼児の発育状況などを記録します。
Q. 医師が患者に対して薬剤師に医薬品の調剤を指示するために作成・交付する文書を何というでしょう?
A. 処方箋
(しょほうせん)
解説を見る
処方箋は医師法と薬剤師法により規定されており、患者の氏名、年齢、薬剤の名称、分量、用法、用量などが記載されます。薬剤師は処方箋に基づいて医薬品を調剤し、患者に交付します。
Q. 胃の切除手術後に、食べた物が急速に小腸に流れ込むことで、動悸や冷や汗、めまい、腹痛や下痢などの症状が現れる病態を何というでしょう?
A. ダンピング症候群
(だんぴんぐしょうこうぐん)
解説を見る
ダンピング症候群は、食後早期に起こる早期型と、食後2〜3時間後に起こる晩期型に分類されます。早期型は胃内容物の急速な小腸流入が原因で、晩期型は血糖値の急激な変動が原因とされています。
Q. 新薬の特許が切れた後に他社が製造販売する、同じ有効成分を使った後発医薬品を何というでしょう?
A. ジェネリック医薬品
(じぇねりっくいやくひん)
解説を見る
ジェネリックは「一般的な」という意味の英語genericに由来します。先発医薬品と同等の効能を持ちながら開発費用が抑えられるため、薬価が安く設定されています。後発医薬品とも呼ばれます。
Q. メラニン色素の合成に関わる遺伝情報の欠乏により、体毛や皮膚が白い個体を何というでしょう?
A. アルビノ
(あるびの)
解説を見る
アルビノは先天性白皮症とも呼ばれ、メラニン色素の生合成に関わる遺伝子の変異により発現します。動物では目が赤く見えることがありますが、これは虹彩の色素が欠乏し、血管の色が透けて見えるためです。