技術・工学のクイズ一覧

全95問のクイズを収録

Q. 電流を一方向にのみ流す整流作用を持つ、2つの電極を持つ半導体素子を何というでしょう?

A. ダイオード (だいおーど)
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ダイオードは英語でdiodeと表記され、ギリシャ語で「2つ」を意味する「di」と「道」を意味する「ode」から成ります。真空管の二極管に由来する名称で、整流回路や検波回路など様々な電子回路で使用されています。

Q. 1947年にベル研究所のウィリアム・ショックレーらによって発明された、電流や電圧を制御・増幅する半導体素子を何というでしょう?

A. トランジスタ (とらんじすた)
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トランジスタは真空管に代わる素子として開発され、小型化・低消費電力化を実現しました。ショックレー、バーディーン、ブラッテンの3名は、この発明により1956年にノーベル物理学賞を受賞しています。現代のコンピュータやスマートフォンなどあらゆる電子機器に不可欠な部品となっています。

Q. マニュアル車で、エンジンの動力を変速機へ伝えたり切ったりするペダル式の装置は何でしょう?

A. クラッチ (くらっち)
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クラッチは、エンジンの回転を車輪に伝える動力伝達装置です。主にマニュアルトランスミッション車に装備され、ギアチェンジの際にペダルを踏むことでエンジンと変速機の接続を一時的に切り離し、滑らかな変速を可能にします。

Q. 車のギアを自動的に切り替える装置で、日本では「自動変速機」と呼ばれるものを何というでしょう?

A. オートマチックトランスミッション(オートマ・AT) (おーとまちっくとらんすみっしょん)
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略称は「オートマ」や「AT」で、運転者がクラッチ操作やギア選択を行わなくても自動的に変速が行われます。対義語はマニュアルトランスミッション(MT)で、日本では1980年代後半以降、AT車が急速に普及しました。

Q. 電気伝導率が金属と絶縁体の中間の値を示し、トランジスタやダイオードなどに利用される物質を何というでしょう?

A. 半導体 (はんどうたい)
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半導体の代表的な元素にはシリコンやゲルマニウムがあります。電気伝導率は金属の100万分の1から絶縁体の1万倍程度の範囲にあり、温度や不純物の添加によって電気伝導性を制御できる特性を持っています。現代のエレクトロニクス産業に不可欠な材料です。

Q. 元素の分類で、常温常圧で液体の金属は水銀ともう1つ。融点が約30℃で手の温で溶ける金属は何でしょう?

A. ガリウム (がりうむ)
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ガリウムは原子番号31の金属元素で、融点が29.76℃と非常に低いため、手のひらに乗せると体温で溶けることで知られています。銀白色の柔らかい金属で、半導体材料などに利用されています。

Q. 飛行機が空気より重いのに飛べる理由を説明する、翼の上下で気圧差を生じさせる力を何というでしょう?

A. 揚力 (ようりょく)
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揚力は翼の形状により、翼の上面を流れる空気の速度が下面より速くなることで気圧差が生じ、翼を上向きに押し上げる力です。この原理により、飛行機は自重より大きな揚力を得て空を飛ぶことができます。

Q. コンピュータネットワークをプロトコルの異なるネットワークと接続するためのネットワークノードを何というでしょう?

A. ゲートウェイ (げーとうぇい)
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ゲートウェイ(gateway)は、異なる通信プロトコルを持つネットワーク同士を接続する役割を果たします。英語のgatewayは「出入り口」や「玄関口」を意味し、ネットワーク間の通信を仲介する機能を表しています。

Q. ネットワーク上の機器にIPアドレスを自動的に割り当てるプロトコルは何でしょう?

A. DHCP (でぃーえいちしーぴー)
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Dynamic Host Configuration Protocolの略称です。クライアント機器が起動時にサーバーへ要求を送ると、利用可能なIPアドレスやサブネットマスク、デフォルトゲートウェイなどの情報が自動的に配布されます。

Q. 建物の外部に設けられた、地面よりも一段高い床のある空間を何というでしょう?

A. テラス (てらす)
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テラスは、ラテン語で「土」や「大地」を意味する「terra」に由来する言葉です。建築用語として、屋外に張り出した床状の空間を指し、バルコニーやベランダと混同されることもありますが、一般的にテラスは1階に設置され地面に接しているものを指します。

Q. マンションなどで一階下の屋根部分を利用したバルコニーのことを何というでしょう?

A. ルーフバルコニー (るーふばるこにー)
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ルーフバルコニーは「天空庭」とも呼ばれ、ルーフテラスと表現される場合もあります。下の階の屋根部分を有効活用することで、通常のバルコニーよりも広い空間を確保できるのが特徴です。

Q. 庇や軒がかかっていない、建物から外部に張り出した手すりつきの開口部を何というでしょう?

A. バルコニー (ばるこにー)
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バルコニーは露台(ろだい)とも呼ばれます。庇や軒がかかっているものはベランダと呼ばれ、この点が両者の違いとなっています。

Q. 1953年に日本初の噴流式洗濯機を発売した、東京都中央区に本社を置く電機メーカーは何でしょう?

A. 三洋電機 (さんようでんき)
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三洋電機は1953年に日本初の噴流式洗濯機を発売しました。噴流式は水流を利用して洗濯する方式で、それまでの攪拌式とは異なる画期的な技術として注目されました。現在は主に縦型洗濯機で採用されています。

Q. 大量のデータを一定の規則に従って保存し、検索や更新を効率的に行えるように管理するシステムのことを何というでしょう?

A. データベース (でーたべーす)
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英語ではDatabaseと表記され、DBと略されることもあります。リレーショナル型、階層型、ネットワーク型など複数の種類があり、現在はリレーショナル型が広く使われています。

Q. 指紋や虹彩、静脈などの身体的特徴を用いて個人を識別する技術を何というでしょう?

A. バイオメトリクス (ばいおめとりくす)
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バイオメトリクスは生体認証技術とも呼ばれ、指紋、虹彩、顔、静脈パターン、声紋などの身体的特徴や、署名の筆跡などの行動的特徴を利用します。本人特有の情報を用いるため、パスワードのように忘れたり盗まれたりするリスクが低い認証方法として、スマートフォンや入退室管理などで広く活用されています。

Q. 二木謙三が駒込病院在職中に考案した、ゴム球付きの液体移動用実験器具は何でしょう?

A. 駒込ピペット (こまごめぴぺっと)
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駒込ピペットは、細いガラス管や樹脂管の一端にゴム球が付いた形状をしており、ゴム球を押して空気を抜き、液体に差し込んでから離すことで液体を吸い上げます。理化学実験や医療分野で広く使用されている器具です。

Q. 水酸化カリウム水溶液にヨウ化水銀とヨウ化カリウムを溶かした、アンモニアの検出に用いられる試薬は何でしょう?

A. ネスラー試薬 (ねすらーしやく)
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ドイツの化学者ネスラーによって開発された試薬です。アンモニアと反応すると赤褐色の沈殿を生じるため、水質検査などでアンモニア性窒素の定性分析に利用されます。

Q. ニトログリセリンを珪藻土に染み込ませて安全に扱えるようにした、アルフレッド・ノーベルが発明した爆薬は何でしょう?

A. ダイナマイト (だいなまいと)
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1866年にスウェーデンの化学者アルフレッド・ノーベルが発明しました。扱いが危険だったニトログリセリンを珪藻土に吸収させることで安全性を高めた爆薬です。ノーベルはこの発明で得た富を基にノーベル賞を創設しました。

Q. 金属を溶かすのに用いる「王水」とは、塩酸と何を混ぜたものでしょう?

A. 硝酸 (しょうさん)
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王水は塩酸と硝酸を3対1の体積比で混合した液体で、金やプラチナなどの貴金属を溶かすことができます。単独の酸では溶けない金属も、混合することで生じる強い酸化力により溶解します。

Q. 「プラズマクラスター」を商標登録している日本の家電メーカーは何でしょう?

A. シャープ (しゃーぷ)
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シャープは大阪府堺市に本社を置く電機メーカーです。プラズマクラスターは、プラスイオンとマイナスイオンを放出する空気浄化技術の名称で、同社の空気清浄機やエアコンなどに搭載されています。