生物のクイズ一覧

全48問のクイズを収録

Q. 2006年の時点でおよそ1万5800種が知られ、現生魚類の約56%を占める、海水中で生活する魚類の総称は何でしょう?

A. 海水魚 (かいすいぎょ)
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海水魚は海産魚とも呼ばれます。2006年時点で現生の魚類は約2万8000種が知られており、そのうち海水魚が約56%、残りの約44%が淡水魚となっています。

Q. ナトリウムは黄色、カリウムは紫など、金属元素を炎に入れると特有の色を示す反応を何というでしょう?

A. 炎色反応 (えんしょくはんのう)
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炎色反応は、金属元素の原子が熱エネルギーを受けて励起し、元の状態に戻る際に特定の波長の光を放出する現象です。リチウムは赤色、銅は青緑色、バリウムは緑色など、元素によって異なる色を示すため、元素の定性分析に利用されます。

Q. 自律神経系のうち、心臓の働きを抑制し、消化管の運動を促進するなど、安静時に働く神経系を何というでしょう?

A. 副交感神経 (ふくこうかんしんけい)
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副交感神経は迷走神経と仙髄神経からなり、迷走神経は第10脳神経として脳幹から出て、心臓、肺、消化管など広範囲に分布します。交感神経と拮抗的に働き、心拍数を減少させ、唾液や消化液の分泌を促進する役割を持ちます。

Q. 体の平衡感覚や回転運動を感知する、内耳の前庭にある3つの管状の器官を何と言うでしょう?

A. 三半規管 (さんはんきかん)
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三半規管は互いに直交する3つの半円形の管で構成されており、それぞれ前半規管、後半規管、外側半規管と呼ばれます。この器官に異常が生じると、めまいや平衡障害などの症状を引き起こし、迷走神経を介して自律神経系にも影響を及ぼすことがあります。

Q. 他の昆虫の体内や体表に卵を産みつけ、幼虫がその昆虫を食べて成長するハチの総称は何でしょう?

A. 寄生蜂 (きせいばち)
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寄生蜂は、他の昆虫に卵を産みつける習性を持つハチの総称です。コマユバチやヒメバチなどが含まれ、農業害虫の天敵として生物的防除に利用されることもあります。

Q. 血液からの老廃物や余分な水分の濾過及び排出を行って尿を生成し、体液の恒常性の維持を主な役割とする脊椎動物の泌尿器系の器官は何でしょう?

A. 腎臓 (じんぞう)
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腎臓は脊椎動物に於ける泌尿器系の器官で、血液から老廃物や余分な水分を濾過して尿を生成します。これにより体液の恒常性を維持するという重要な役割を果たしています。

Q. 光合成において、光エネルギーを化学エネルギーに変換する色素で、緑色植物に含まれる緑色の色素を何というでしょう?

A. クロロフィル (くろろふぃる)
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クロロフィルは葉緑素とも呼ばれ、主に青色光と赤色光を吸収し、緑色光を反射するため植物が緑色に見えます。光合成の明反応において、光エネルギーを吸収して電子を励起し、ATPやNADPHの生成に関与する重要な役割を果たしています。

Q. 現生のクマ科の動物の中で最も体が大きく、体長はオスで2.4~3メートルにもなる種は何でしょう?

A. ホッキョクグマ(シロクマ) (ほっきょくぐま)
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ホッキョクグマは北極圏に生息し、主にアザラシを捕食します。体重はオスで400~600キログラムにもなり、現生のクマ科では最大種とされています。白い体毛が特徴的ですが、皮膚は黒色をしています。

Q. 人間の音声を作り出す器官で、声帯が位置し、のどぼとけを形成する軟骨に囲まれた部分を何というでしょう?

A. 喉頭 (こうとう)
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喉頭は呼吸器系と発声器官を兼ねており、気管の上部に位置します。声帯はこの喉頭内にあり、声帯の振動によって音声が生み出されます。喉頭は甲状軟骨、輪状軟骨などの軟骨で構成されています。

Q. 鶏を鶏舎内や屋外の地面に放して、自由に運動できるようにした飼育方法を何というでしょう?

A. 平飼い (ひらがい)
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平飼いは、主に鶏などの家禽を対象とした飼育方法です。ケージ飼いと対比される飼育形態で、鳥が地面を自由に動き回れるため、ストレスが少なく自然な行動がとれるとされています。

Q. 原因物質が再び生体に接触することで引き起こされる、複数の臓器に症状が現れる全身的なアレルギー反応を何でしょう?

A. アナフィラキシー (あなふぃらきしー)
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アナフィラキシーは、最初に原因物質により感作される準備期間があり、その後再び接触することで免疫学的機序により発症します。蜂毒、食物、薬物などが原因となり、重篤な場合はアナフィラキシーショックと呼ばれる生命を脅かす状態に至ることもあります。

Q. 副腎髄質より分泌され、闘争・逃走反応において重要な役割を果たすホルモンは何でしょう?

A. アドレナリン (あどれなりん)
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アドレナリンは英名で、米名ではエピネフリンと呼ばれます。分子式はC9H13NO3で、ホルモンとしてだけでなく、神経節や脳神経系における神経伝達物質としても機能し、医薬品としても用いられています。

Q. 秋になると甘い香りを漂わせる、橙色の小さな花を咲かせるモクセイ科の常緑樹で、中国原産の庭木として広く植えられているものは何でしょう?

A. 金木犀 (きんもくせい)
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金木犀はモクセイ科モクセイ属の常緑小高木です。雌雄異株ですが、日本で植えられているものは雄株のみで、種子ではなく挿し木で増やされます。花は香料の原料としても利用されています。

Q. 恒温動物において、同種でも寒冷地に生息するものほど体色が薄くなる傾向を何というでしょう?

A. グロージャーの法則 (ぐろーじゃーのほうそく)
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ドイツの生物学者コンスタント・グロッガーが提唱した法則で、寒冷な地域に生息する個体ほどメラニン色素が少なく体色が薄くなる傾向を示します。ベルクマンの法則やアレンの法則と並ぶ生物地理学的な規則の一つです。

Q. チワワに見られる丸みを帯びた大きな頭を、ある果物にたとえて何というでしょう?

A. アップルドーム (あっぷるどーむ)
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チワワの特徴的な頭部の形状を指す用語です。アップルヘッドとも呼ばれます。この丸い頭蓋骨の形状は、チワワのスタンダード(犬種標準)において重要な特徴とされています。

Q. 英語では「サンフラワー」といい、漢字では「向日葵」と書く、夏を代表する花は何でしょう?

A. ヒマワリ (ひまわり)
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ヒマワリはキク科の一年草で、北アメリカ原産です。花は太陽の方を向いて成長する性質があり、この特徴から「向日葵」という漢字が当てられました。種子は食用油の原料としても利用されます。

Q. 英語名「オスプレイ」で知られる、魚食性の猛禽類は何でしょう?

A. ミサゴ (みさご)
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ミサゴはタカ目ミサゴ科に分類される猛禽類で、魚を主食とします。水面上空でホバリングした後、急降下して足で魚を捕らえる独特の狩りを行います。漢字では「鶚」と表記され、世界中の水辺に広く分布しています。

Q. メラニン色素の合成に関わる遺伝情報の欠乏により、体毛や皮膚が白い個体を何というでしょう?

A. アルビノ (あるびの)
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アルビノは先天性白皮症とも呼ばれ、メラニン色素の生合成に関わる遺伝子の変異により発現します。動物では目が赤く見えることがありますが、これは虹彩の色素が欠乏し、血管の色が透けて見えるためです。

Q. 白地に黒または茶色の斑点模様が特徴的な、クロアチア原産の犬種は何でしょう?

A. ダルメシアン (だるめしあん)
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クロアチアのダルマチア地方原産とされる犬種で、ディズニー映画『101匹わんちゃん』に登場することで広く知られています。短毛で筋肉質な体格を持ち、かつては馬車の伴走犬として活躍していました。

Q. コシヒカリと初星の交配から誕生した、宮城県古川農業試験場で開発された米の品種は何でしょう?

A. ひとめぼれ (ひとめぼれ)
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1991年に品種登録されたイネの品種です。宮城県での作付面積が最も多い品種であり、東北地方を中心に広く栽培されています。名称は一目見て惚れるような美しい米という意味が込められています。