芸術のクイズ一覧

全26問のクイズを収録

Q. 1882年に着工され、2026年の完成を目指している、スペイン・バルセロナにあるアントニ・ガウディ設計の未完の大聖堂を何というでしょう?

A. サグラダ・ファミリア (サグラダファミリア)
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サグラダ・ファミリア(聖家族贖罪教会)は、カタルーニャ・モデルニスモを代表する建築家アントニ・ガウディの代表作です。1882年に着工され、ガウディは1883年から設計を引き継ぎ、亡くなる1926年まで43年間この建築に人生を捧げました。
当初は300年かかるとも言われた建設ですが、コンピューター技術や3Dプリンティングなどの現代技術により工期が大幅に短縮され、ガウディ没後100年にあたる2026年の完成が目指されています。独特な曲線美と自然をモチーフにした装飾が特徴で、「生誕のファサード」は1984年にユネスコ世界遺産に登録されました。
建設資金は寄付と入場料収入で賄われており、年間約450万人が訪れる世界的観光名所となっています。ガウディは「私の依頼主(神)は急いでいない」という言葉を残しており、この建築が単なる建造物ではなく、信仰と芸術が融合した壮大なプロジェクトであることを物語っています。

Q. 2025年に大阪・関西で開催された日本国際博覧会(万博)の公式キャラクターの名前は何でしょう?

A. ミャクミャク (みゃくみゃく)
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ミャクミャクは、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の公式キャラクターです。赤い体に青い部分を持つ不思議な生き物で、「いのちの輝き」がデザインコンセプトとなっています。名前の由来は、万博のテーマである「いのち輝く未来社会のデザイン」から、生命を象徴する「脈々」と、大阪弁で未来を意味する「みゃくみゃく(脈々)」を掛け合わせたものです。水のような流動的な姿が特徴で、細胞と水がひとつになった生命体という設定を持っています。2022年に公募で選ばれ、万博のPR活動やグッズ展開などで広く親しまれました。

Q. 日本において、音楽の著作権を管理し、楽曲の使用料を徴収・分配する代表的な団体を、アルファベット6文字で何というでしょう?

A. JASRAC (ジャスラック)
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JASRACは「日本音楽著作権協会」の略称で、1939年に設立された日本最大の音楽著作権管理団体です。作詞家・作曲家などの著作権者から権利を預かり、音楽が放送、配信、演奏、カラオケなどで使用された際の使用料を徴収し、著作権者に分配する役割を担っています。テレビ局、ラジオ局、店舗、イベント主催者などから幅広く使用料を集めており、日本の音楽文化を支える一方で、その徴収方法や運営については賛否両論があります。管理楽曲数は膨大で、日本の音楽著作権管理において中心的な存在です。

Q. 1901年のオーストラリア連邦成立後、シドニーとメルボルンの首都争いを解決するため、1913年に国際コンペで選ばれたアメリカの建築家ウォルター・バーリー・グリフィンの設計により建設が始まった、現在のオーストラリアの首都はどこでしょう?

A. キャンベラ (キャンベラ)
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キャンベラは、オーストラリアの首都として計画的に建設された都市です。1901年の連邦成立後、シドニーとメルボルンの首都争いを解決するため、両都市の中間地点に新首都を建設することが決定されました。1913年、国際コンペで選ばれたアメリカの建築家ウォルター・バーリー・グリフィンとその妻マリオン・マホーニー・グリフィンの設計案に基づき建設が始まりました。グリフィンは自然の地形を活かした幾何学的な都市計画を提案し、中心部に人工湖(バーリー・グリフィン湖)を配置する独創的なデザインを実現しました。1927年に連邦議会がメルボルンから移転し正式に首都となり、現在人口約46万人で、国会議事堂やオーストラリア戦争記念館などの重要施設が集まる政治の中心地です。計画都市としての美しい景観と豊かな自然が調和しています。

Q. 1993年に栃木県日光市に開園し、25分の1スケールという統一された縮尺で世界遺産を含む世界各国の有名建築物や遺跡を精巧に再現した、東武鉄道グループが運営するミニチュアパークは何でしょう?

A. 東武ワールドスクウェア (とうぶワールドスクウェア)
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東武ワールドスクウェアは、1993年に栃木県日光市に開園した世界建築博物館をテーマとするテーマパークです。25分の1スケールという統一された縮尺で、世界遺産を含む世界各国の有名建築物や遺跡が精巧に再現されています。展示物には、エジプトのピラミッド、フランスのエッフェル塔、イタリアのコロッセオなど世界の名所から、日本の東京スカイツリー、金閣寺、東大寺などまで、合計100点以上のミニチュア建築が並びます。園内には約14万体もの小さな人形が配置され、細部までこだわった精密な作りが特徴です。東武鉄道グループが運営しており、鬼怒川温泉からも近く、日光観光の立ち寄りスポットとして人気を集めています。一日で世界一周旅行気分を味わえるユニークな施設として、国内外の観光客に親しまれています。

Q. 1703年にピョートル大帝によって建設され、1712年から1918年までロシア帝国の首都として機能し、ソ連時代には1924年から1991年まで「レニングラード」と呼ばれた、世界三大美術館の一つエルミタージュ美術館や聖イサアク大聖堂がある「北のベネチア」と称されるロシア第2の都市はどこでしょう?

A. サンクトペテルブルク (サンクトペテルブルク)
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サンクトペテルブルクは、1703年にピョートル大帝によって建設されたロシア第2の都市で、「北のベネチア」とも呼ばれる美しい都市です。ピョートル大帝は西欧に開かれた「窓」として、ネヴァ川河口の湿地帯に計画的に都市を建設しました。1712年から1918年までロシア帝国の首都として政治・文化の中心地でした。1914年に第一次世界大戦でドイツと敵対するとペトログラードに改名、1924年のレーニン死後はレニングラードと改名されました。第二次世界大戦では872日間にわたるナチス・ドイツの包囲戦で100万人以上が犠牲となりましたが、市民は英雄的に抵抗しました。1991年のソ連崩壊直前に住民投票により元の名前に戻されました。エルミタージュ美術館は世界三大美術館の一つで、300万点以上の収蔵品を誇ります。歴史地区は1990年に世界遺産に登録されています。