解説
1バイトは8ビットで構成される情報量の単位です。ビット(bit)は binary digit の略で、コンピュータが扱う最小単位であり、0か1の二値で情報を表現します。8ビットが集まった1バイト(byte)では、2の8乗、つまり256通りの情報を表現できます。この「8ビット=1バイト」という関係は1960年代のIBM System/360の設計で標準化され、現在のコンピュータの基礎となりました。歴史的には6ビットや7ビットを1バイトとするシステムも存在しましたが、英数字と制御文字を効率的に扱うために8ビットが採用されました。ちなみに、ファイルサイズでよく見る「KB(キロバイト)」は1,024バイト、「MB(メガバイト)」は約100万バイトを表します。デジタル社会において、この基本的な単位の理解はデータ容量やネットワーク速度を把握する上で不可欠です。