1901年のオーストラリア連邦成立時、シドニーとの首都争いの妥協案として新首都キャンベラの建設が決定されましたが、その建設期間中の1901年から1927年まで臨時首都として機能したビクトリア州の都市はどこでしょう?
メルボルン
読み: メルボルン
メルボルンは、オーストラリア南東部ビクトリア州の州都で、1901年のオーストラリア連邦成立から1927年まで臨時首都として機能しました。連邦成立時、最大都市シドニーと第二都市メルボルンの間で首都の座をめぐる激しい対立が起こり、妥協案として両都市の中間地点に新首都キャンベラを建設することが決定されました。キャンベラの建設には時間を要したため、その間メルボルンが暫定首都となり、連邦議会はメルボルンの旧国会議事堂(現在の州議会議事堂)で開催されました。1927年5月9日、連邦議会がキャンベラの新議事堂に移転し、正式に首都が移りました。現在メルボルンは人口約500万人を擁し、文化・芸術・スポーツの中心都市として知られています。全豪オープンテニスやF1オーストラリアGPの開催地でもあり、「世界で最も住みやすい都市」ランキングの常連です。