解説
ヘルシンキはフィンランドの首都であり、北緯約60度に位置する人口約65万人の都市です。1982年に開業したヘルシンキ地下鉄(メトロ)は、世界で最も北に位置する地下鉄システムとして知られています。ヘルシンキは1550年にスウェーデン王グスタフ1世によって建設され、1812年にロシア帝国の支配下でフィンランド大公国の首都となりました。1917年のフィンランド独立後も首都として機能し続けています。「バルト海の乙女」とも呼ばれる美しい港湾都市で、ヘルシンキ大聖堂やテンペリアウキオ教会などの建築物で有名です。また、デザイン大国として知られるフィンランドらしく、モダンな北欧デザインと自然が調和した都市景観が特徴です。冬は厳しい寒さとなりますが、夏は白夜の美しさを楽しめる北欧の主要都市として、観光地としても人気があります。