解説
オリンピック陸上競技のハードル種目は、男子110mハードル、女子100mハードル、男女共通の400mハードルの4種目があり、いずれも10台のハードルが設置されます。この統一された台数は1900年代初頭に確立されました。ただし、ハードルの高さは種目によって異なり、男子110mハードルは1.067m、女子100mハードルは0.838m、男女400mハードルは男子0.914m、女子0.762mと設定されています。10台という数は、スタートからゴールまでの間に等間隔で配置され、リズミカルな走りと技術を競うのに最適なバランスとして採用されています。ハードル間の距離も種目ごとに異なり、110mハードルでは9.14m間隔、400mハードルでは35m間隔となっており、それぞれ異なる戦略とスピード配分が求められます。