解説
オリンピックのスピードスケート男子で最も長い距離種目は10000m(10km)です。この種目は1924年の第1回冬季オリンピック(シャモニー大会)から正式種目として採用されており、約13分から15分程度をかけて滑る持久力が試される過酷な競技です。一方、女子の最長種目は5000mで、これは男子の半分の距離となります。スピードスケートでは500m、1000m、1500m、5000mなど複数の距離種目があり、短距離ではスプリント力、長距離では持久力と戦略が求められます。10000m種目は冬季オリンピックの中でも特に長時間にわたる競技の一つで、選手たちは高い酸素摂取能力と効率的な滑走技術が必要とされます。近年ではオランダやノルウェーなどの北欧勢が強さを見せており、高地トレーニングなどの科学的なアプローチも重要視されています。