解説
ノンレム睡眠とは、睡眠中に眼球が急速に動かない(Non-REM:Non-Rapid Eye Movement)状態の睡眠のことで、深い眠りが特徴です。脳が休息している状態であり、体温や血圧が低下し、成長ホルモンの分泌が盛んになります。ノンレム睡眠は浅い眠りから深い眠りまで4段階に分けられ、特に深い段階では身体の回復や記憶の定着が行われます。一晩の睡眠では、ノンレム睡眠とレム睡眠(眼球が素早く動き、夢を見やすい浅い睡眠)が約90分周期で交互に繰り返されます。質の良い睡眠には、十分なノンレム睡眠を確保することが重要とされています。