解説
ロコモコは1949年頃にハワイ島ヒロで誕生したとされるローカルフードです。名前の「ロコ」はハワイ語で「地元の人」を意味し、「モコ」は当時この料理を考案したレストランの常連客の少年のニックネームだったという説が有力です。誕生の背景には、地元の若者たちが安くてボリュームのある食事を求めていたことがあり、レストランのオーナーがハンバーグ、ご飯、目玉焼き、グレービーソースという手軽な材料を組み合わせて考案しました。基本形は白米、ハンバーグパティ、目玉焼き、ブラウングレービーソースですが、現在ではテリヤキソースやアボカド、マカロニサラダなどをトッピングしたバリエーションも人気です。日本では1990年代後半からハワイアンカフェブームとともに広まり、今では身近なハワイ料理として定着しています。