解説
ダブルパスは、ドッジボールで内野同士または外野同士の連続したパスを禁止するルールです。このルールを採用すると、ボールをキャッチした選手は必ず相手チームの選手を狙って投げるか、内野と外野を跨いでパスをしなければなりません。これにより試合のテンポが向上し、パス回しによる時間稼ぎを防ぐことができます。日本ドッジボール協会(JDBA)が制定する公式ルールでは基本的にダブルパスは禁止されていませんが、学校や地域の大会では試合時間短縮や初心者でも楽しめるよう、このルールを採用することがあります。ドッジボールは1900年代初頭にアメリカで体系化されたスポーツで、日本には1970年代に本格的に紹介されました。現在では競技ドッジボールとして世界大会も開催されており、ルールも多様化しています。ダブルパスルールは、戦略性よりも攻撃的なプレーを重視する際に有効な選択肢となっています。