ハワイのアロハシャツをモチーフとして1970年代に誕生し、沖縄の方言で「めでたい」や「幸せ」を意味する言葉が名称の由来となっている、沖縄県の官公庁や企業で夏季の軽装として広く着用されているシャツを「何ウェア」というでしょう?
かりゆしウェア
読み: かりゆし
かりゆしウェアは、1970年代に沖縄県で誕生した夏季用の開襟シャツです。「かりゆし」とは沖縄の方言で「めでたい」「縁起が良い」という意味を持ち、祝いの席などで使われる言葉です。ハワイのアロハシャツからインスピレーションを得ながらも、沖縄独自のデザインとして、琉球の伝統的な紅型模様や、ハイビスカス、シーサーなどの沖縄らしいモチーフが用いられます。1970年の大阪万博で沖縄館のユニフォームとして採用されたことが普及のきっかけとなり、2000年の九州・沖縄サミットでは正装として着用が認められました。現在では官公庁や企業で「クールビズ」の一環として定着し、沖縄の夏の風物詩となっています。沖縄県衣類縫製品工業組合の認定を受けた製品のみが「かりゆしウェア」を名乗ることができます。