解説
豆苗は、エンドウ(豌豆)の若い茎葉を食用とする緑黄色野菜です。もともと中国料理の高級食材として珍重されてきましたが、日本では1995年に村上農園が工場栽培に成功し、通年で安価に入手できる身近な野菜となりました。豆苗はβカロテンやビタミンC、食物繊維を豊富に含み、栄養価が高いことで知られています。スーパーで購入した豆苗は、根元を水に浸けておけば再収穫(リボベジ)が可能で、1〜2回は再生栽培を楽しめます。中国では「豌豆尖(ワンドウジエン)」や「龍鬚菜(ロンシュウツァイ)」と呼ばれ、古くから春の野菜として親しまれてきました。炒め物やスープ、サラダなど幅広い料理に活用でき、シャキシャキとした食感と豆の風味が特徴です。