最大体長約16cmに達し、世界最大のヘラクレスオオカブトに次ぐ大きさを誇る、ローマ神話の海の神ネプトゥヌスの名前を冠した、南米アンデス山脈の高地に生息するカブトムシは何でしょう?
ネプチューンオオカブト
読み: ネプチューンオオカブト
ネプチューンオオカブト(Dynastes neptanus)は、南米のコロンビア、エクアドル、ペルーなどアンデス山脈の標高1500〜3000m付近の雲霧林に生息する大型のカブトムシです。最大体長は約16cmに達し、世界最大のヘラクレスオオカブト(最大18cm)に次ぐ大きさを誇ります。名前の由来はローマ神話の海神ネプトゥヌス(英語名ネプチューン)で、ギリシャ神話のポセイドンに相当します。ヘラクレスオオカブトと同じダイナステス属に分類され、黒色の上翅と長い二股の角が特徴的です。高地性の種であるため飼育温度管理が難しく、ヘラクレスオオカブトほど一般的ではありません。生息地が限定的で個体数も少ないため、近年は生息環境の変化による保全も課題となっています。学名の「neptanus」も同じくネプトゥヌスに由来しています。