相手に遠慮することなく、思ったことを率直に、包み隠さずに言うことを意味する慣用句を体の一部も用いてなんというでしょう?
歯に衣着せぬ
読み: はにきぬきせぬ
「歯に衣着せぬ」とは、思ったことを遠慮なくずばずばと言う様子を表す慣用句です。本来は「歯に衣着せず」という形で使われ、歯に布を着せないという意味から、言葉を包み隠さず率直に述べることを指します。相手の気持ちを考慮せず、時には厳しい表現も含めて正直に意見を述べる場合に用いられます。批判的な発言や辛辣な物言いをする人物を評する際に「歯に衣着せぬ物言い」のように使われることが多く、その率直さは誠実さとも受け取られる一方で、配慮に欠けると捉えられることもあります。