解説
ファミリーコンピュータは任天堂が1983年7月15日に発売した家庭用ゲーム機です。「ファミコン」の愛称で親しまれ、世界で6,000万台以上を売り上げる大ヒット商品となりました。発売価格は14,800円と当時としては手頃で、赤と白のツートンカラーの本体デザインが特徴的でした。『スーパーマリオブラザーズ』『ドラゴンクエスト』『ファイナルファンタジー』など数多くの名作ゲームが発売され、日本に家庭用ゲーム機の文化を定着させました。海外では「Nintendo Entertainment System(NES)」として販売され、1983年のアタリショック後に低迷していた世界的なゲーム市場の復活に大きく貢献しました。ファミリーコンピュータは1990年代まで現役で活躍し、日本のゲーム産業の基盤を築いた歴史的な製品として、今日でも高く評価されています。