解説
サミット(summit)は、1973年の第一次オイルショックを契機に、世界経済の混乱に対処するため1975年に創設された主要国首脳会議の通称です。当初はフランス、アメリカ、イギリス、西ドイツ、日本、イタリアの6カ国(G6)で始まり、翌1976年にカナダが加わりG7となりました。1998年からロシアが正式参加しG8となりましたが、2014年のクリミア併合問題を受けて再びG7体制に戻っています。さらに欧州連合(EU)も参加し、現在は「G7サミット」として毎年持ち回りで開催されています。日本では1979年の東京サミット、1986年の東京サミット、1993年の東京サミット、2000年の九州・沖縄サミット、2008年の北海道洞爺湖サミット、2016年の伊勢志摩サミット、2023年の広島サミットが開催されました。首脳が「頂上」で会談するというイメージから、この通称が定着しました。