解説
ETF(Exchange Traded Fund)は「上場投資信託」と訳され、1993年にアメリカで誕生した比較的新しい金融商品です。日本では2001年に東京証券取引所で初めて上場されました。通常の投資信託は1日1回しか取引価格が決まりませんが、ETFは株式と同じように取引時間中に市場価格が変動し、いつでも売買できるのが大きな特徴です。運用コストが一般的な投資信託より低く、少額から分散投資ができることから、個人投資資産として人気が高まっています。代表的なものに日経225連動型やTOPIX連動型がありますが、金や原油などの商品、海外株式指数に連動するものなど、種類は多岐にわたります。近年では、株主優待制度を持つETFや、ESG投資に特化したETFなども登場し、投資の選択肢として重要な地位を占めています。