解説
先物取引とは、将来の特定の日時に、現時点で取り決めた価格で商品や金融商品を売買することを約束する取引です。英語では「Futures」と呼ばれます。農産物や貴金属、原油などの商品や、株価指数、為替などの金融商品が対象となります。価格変動のリスクを回避する「ヘッジ目的」と、価格変動による利益を狙う「投機目的」で利用されます。江戸時代の大阪・堂島の米取引が起源とされ、日本は先物取引発祥の地の一つです。レバレッジを効かせた取引が可能なため、少ない資金で大きな取引ができる反面、損失リスクも大きくなる特徴があります。